100年後の映画館のために

映画館元副支配人による映画と映画館をめぐるインタビューの記録

2017-10

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はじめに

私は昨年末まで、横浜の映画館シネマ・ジャック&ベティ
という映画館で副支配人をやっていました。
現在は、元副支配人としてフリーで活動しております。

映画館で働いていたとき、こんな疑問が頭に浮かびました。

「映画館(※)ははたして、100年後も存在しているだろうか?」

この疑問の大本には、集客が伸びず、
厳しい経営状況が続き、ほとんどスタッフの熱意だけで
支えられているという映画館の辛い現状があります
(もちろん個々の館で状況は異なりますが)

一方、映画はどんどん作られています。
(上映する作品には困らない。けれど映画館は儲からない)

いまはカメラとパソコンさえあれば誰でも作れますから、
新しい作り手はどんどん生まれています。
人間に表現したいという欲求がある限り、
映画というメディアは無くならないでしょう。

けれど映画を上映するという目的だけのためなら、
たいていの人にとっては、映画館は世の中に無くても
それほど困らないんじゃないか?
困るのは、「映画は映画館で観なきゃダメ」という
コアな映画ファンと
映画館で上映することを特別だと思っている
映画監督だけではないか?

どうも、映画を作る側と映画館側の間には、
深い溝があるような気がしてなりません。

私は映画館で働くうちに、いつしかこんな風に
映画に関するあらゆることに懐疑的な人間になってしまいました。

では、映画を作る側はいったいどんなことを考えて
作品を作り、映画館についてはどんなことを考えて
いるんだろう。
そのことを映画人たちに聞いてみたら、
映画と映画館について、
100年先まで見通すことができるようなヒントが
見えてくるかもしれない。

そんな個人的な思いから、このブログを立ち上げました。

もちろん、そんな意図は無視して、
映画人たちのインタビューを楽しんでいただければ
まったく問題ありません。

インタビューする相手は主に、ジャック&ベティに
舞台挨拶で来た監督さんたちが中心になりますが、
私がいろいろなところで出会った方々も
含まれることになると思います。

それではどうぞよろしくお願いします。


※この場合の映画館とはいわゆる「ミニシアター」と呼ばれる
映画館のことを指します。シネコンは含んでいません。


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