100年後の映画館のために

映画館元副支配人による映画と映画館をめぐるインタビューの記録

2010-08

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幸福で平和だったら、映画は撮らない(若松孝二監督)

主演・寺島しのぶさんが、ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を
受賞したことも話題を呼び、現在、全国のミニシアターで驚異的な
大ヒットとなっている若松孝二監督の新作「キャタピラー」。
第二次世界大戦で四肢を失って帰還した夫とその妻の生々しい日常を
通じて、戦争がもたらす悲劇と本質をえぐり出した反戦映画です。
この夏、最大の話題作を是非お見逃し無く。

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第15回:若松孝二さん(映画監督)


tirashicatarpillaa.gif
「キャタピラー」
横浜シネマ・ジャック&ベティにて絶賛上映中!!

上映情報はコチラへ



★戦争はゲームではない

Q:前作「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」でも大変お世話になりました。
また超話題作を上映させていただき感謝しております。作品が必ず話題を呼び、
お客さんを動員する作品を作り続けているということは本当に凄いことです。こ
れまで監督は常にその時代のテーマを取り上げ、その時代と向き合う作品を作っ
てこられましたが、前作と今回では過去の時代を総括する作品を作りました。こ
れはどういう意図があるのでしょうか?

若松:学校の教科書で教えないことを、映画と言う武器を使って皆さんに観ても
らおうということです。今回の「キャタピラー」では、戦争はぜんぜん関係のな
い人を殺すものです。もしかしたら自分も殺されるかもしれない、戦争はゲーム
じゃないんですよということを言いたいのです。戦争とは何か、原爆とは何か、
沖縄で何があったのかということを一人ひとりがもう少し考えてみるきっかけに
してほしいのです。
 やっぱりね、自分が観たいとも思わないものを作るから客が来ないんですよ。
お金とって見せるわけですから、僕は常に自分が絶対的に観たいと思い、かつお
客さんも観たいだろうという意識で作ってるからね。会社から頼まれたからとか、
漫画の原作でやろうとか、イケメン使えば若い子が来るんじゃないかとか、それ
で映画作って結局客が入らないって嘆いている。面白くないから入らないんです。
誰が観ても面白いと思える映画を作らなきゃダメなんです。客が入る映画は黙っ
ていても入ります。

Q:監督は「連合赤軍」や「戦争」といった、多くの人に訴えかけるテーマを題
材に映画を作りましたが、これらのテーマは人によっては直視できないようなそ
ういう歴史でもあるわけです。そのような重みのあるテーマを扱うのは、監督に
とってもやはり大変なことだったのでしょうか?

若松:ものすごく大変なことですよ。犬の映画や、ガンで恋人が死ぬとかそう
いう映画でも作れればどれだけ楽かと思います。でも僕がそんなもの作っても誰
も観に来ないでしょう? 次は何を撮るんだろうと期待されている面もあるから、
変なものは撮れません。みんなが観たいと思うものは何かということを意識して
脚本作りをやっていますね。


caterpillar01.jpg
大西信満さんと若松孝二監督

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