100年後の映画館のために

映画館元副支配人による映画と映画館をめぐるインタビューの記録

2010-07

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映画は人の心を深く動かす(藤本幸久さん)

ドキュメンタリー映画「One Shot One Kill」は、
アメリカ海兵隊のブートキャンプでの、「普通の若者が戦場で
人を殺せるようになる」までの12週間の訓練に密着した作品です。
間違いなく現実に起こっていることを記録した映像でありながら、
悪い夢でも見ているような超現実的な映像の連続に圧倒されます。
今回はこの作品を監督した藤本幸久さんにお話を伺いました。

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第11回:藤本幸久さん(映画監督)

osok.jpg
『One Shot One Kill―兵士になるということ』
ジャック&ベティにて、6/27~7/9まで上映(終了)
今後の上映予定は、公式サイト


★普通の若者がなぜ人殺しになれるのか

Q:たいへん面白く拝見しました。面白いというと語弊があります
が…とにかくシュールで、非日常的で、自分も洗脳されてしまうの
ではないかと、観てて恐くなりました。

藤本:「面白い」と思ってもらっていいんです。この作品を通じて、
戦争に関係のない人でも、兵士になって、人殺しができるようになる
ということを描きました。アメリカだけでなく、日本にいる若者も、
自分もこの映画に出てくる若者たちと変わらないということを想像
しながら観てもらえればと思っています。
『ONE SHOT~』は、『アメリカ―戦争する国の人びと』というもう
一本の作品と同時期に撮影した兄弟のような作品です。
『ONE SHOT~』のほうでは、若者が兵士になるまでを描きましたが、
彼らが戦場に行ってどんな経験をしてきて、その後の人生にどう
つながっているのか、ということを長い時間をかけて描きたかったんです。
『ONE SHOT~』は作品としては完結していますが、入隊してから
もう2年くらい経っているので、彼らがいまどこでどんなことを
しているのか、ぜひ今後も追っていきたいですし、4年で除隊する人が
多いのでその後の彼らの人生がどうなっているのか、かつて希望を持って
入隊した彼らの夢はかなえられたのかどうかということが描ければ説得力の
あるものになるのではないかと考えています。
かつてベトナムでいろいろ経験した人たちと、新たに兵士になった人たちの
人生が重なっていくということまで撮ってみたいですね。

Q:『ONE SHOT~』の中でインタビューに答えている若者はどのように
選んだのですか?

藤本:僕たちがリクエストを出して、軍が選びました。条件として
マイノリティの兵士を取材したいと伝えたところ、彼らに決まりました。
おばあさんが日本人の日系三世の若者と、お母さんが日本人の日系二世
の子と、フィリピンから移民してきた若者の三人です。
おばあさんが日本人という子は、戦後日本に駐屯していた米軍との間に
できた子供がアメリカに渡ってできた子供でしょうし、お母さんが
日本人だった彼のお父さんは、海軍兵士だったのでおそらく横須賀に
いた人だと思います。
マイノリティとして、それぞれ背景にドラマを持った若者たちが、
軍に入ってどういう人生を送っていくのかというのは関心があります。
彼らを今後も引き続き撮影できたらと思っています。


oneshot01.jpg
上映初日に来館した藤本監督。J&Bのロビーにて。

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