100年後の映画館のために

映画館元副支配人による映画と映画館をめぐるインタビューの記録

2010-04

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映画は所有できない(井土紀州さん)

今回は「行旅死亡人」の初日舞台挨拶でジャック&ベティに来館した
井土紀州さんへのインタビューです。
残念ながら映画は1週間で公開が終ってしまい、掲載が間に合いませんでした。。。

井土さんは、90年代からインディペンデント映画の制作を始め、
瀬々敬久監督とのピンク映画の仕事や、映画マニアが注目する数々の作品を
作ってきた方。

映画について考え続けているからこそ言える、
深みのある言葉の数々を聞くことができました。

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第5回:井土紀州さん(映画監督)

★ピンク映画の脚本から学んだ
Q:まず、監督が映画の世界に入っていったきっかけを教えていた
だけますか?
井土:ぼくは三重県の辺境の出身なんですが、子供の頃には田舎町
にも映画館がありました。週末になると親父はパチンコに行きたく
なって、そうすると、子供を映画館に連れて行くという口実作って
行くわけですね。で、ぼくを映画館に放り込んでおいて、自分は隣
でパチンコやってて(笑) だから、小さい頃から一人で映画を観て
たんですね。
 そのとき観た映画で今でも忘れられないのが「ゴジラ対へドラ」
へドラのあの赤い眼。ほんと怖くて、もう早く親が迎えに来てくれ
ないかと思いながら観てました。あの映画の印象が、スクリーンと
自分との最初の出会いだったと思います。
 その後、小学生の時は角川や東映の映画なんかを観たり、普通に
友達と行ったり、時間つぶしだったり、高校生くらいになるとデー
トのときに観にいったり、そんな感じで映画館にはよく行っていま
した。で、女の子と映画に行こうということになりまして…こんな
プライベートな話でいいんですか?

Q:ええ、どうぞ続けてください。
井土:当時、フランシス・フォード・コッポラが好きで、ちょうど
「コットンクラブ」がかかっていたので、女の子と観にいくことに
しました。ところが、ドタキャンされてしまったんですね。しょう
がないから一人で観に行くことになったんです。田舎の映画館です
から、2本立て上映で、そのとき同時上映されていたのが、ヴィム
・ヴェンダース
の「パリ、テキサス」でした。
 これがぼくにとって初めてのヨーロッパ映画だったんですが、異
様な違和感を覚えたんです。いままで観てきたハリウッド映画なん
かと比べて、なんて展開がたるい映画なんだろう、なんなんだこれ
と思ってイライラしながら観てたんです。2本目に「コットンクラ
ブ」観て、スッキリして家に帰りました(笑)
 でも、家に帰って夜寝る前とか次の日になっても、「パリ、テキ
サス」の映像や音楽が、なぜか頭から離れなくて、何なんだこれ、
という違和感がずっとありました。それが高校二年のときでした。



左から、長宗我部陽子さん、阿久沢麗加さん、井土紀州さん、藤堂海さん

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